SNBP短期交換留学③

とにかく、インドは規模が違います。若者が活気にあふれ、若者人口がとても多い国です。

私たちが短期留学している期間、グループ全体で約3万人の生徒が通うSNBPインターナショナルスクールでは、RAHATANI校でのコンサートが行われており、私たちは二日間、このコンサートを体験しました。

日本で言うと「文化祭」にあたるのかもしれませんが、「大規模な芸術の祭典」といった感じで、RAHATANI校の人数が多すぎて一度に披露できないため、学年ごとに8日間にわたって、コンサートが催されます。

一つの学年といっても千人近い生徒がいますので、保護者が2千人、合計3千人が、グラウンドに集結しました。

日本の学校行事としては、考えられないようなパフォーマンスもありました。校舎の上層階から、ロープで宙吊りになり、途中で手に持っている花火を披露しながら、下まで降りてくるパフォーマンスです!圧巻でした。

この生徒が小学生!(8歳くらい)であることが、さらに驚きです。勇気があります。だれも大人の手をかりず、一人でパフォーマンスをやり切りました。グラウンドで見ていた保護者たちは上を向いて写真を撮り、拍手喝采です!

グラウンドには、大音量と、プロのコンサート並みの照明設備があり、大盛り上がりです。

「STUDENT OF THE YEAR 2025」 では、この日までに選ばれた高校3年生の7名がステージに上がり、一番優秀な生徒を選びます。スピーチは、参加している各校の校長から突然その場で、お題が出され、生徒が即答していきます。

あなたにとって幸福とはどのようなものですか。

愛について答えてください。

など、お題が出たら、全員が、自分の意見を堂々と述べていきます。高校3年生とは思えない圧倒的な情熱スピーチに、会場から大きな拍手が。先生たちが審判となり、一人ひとりに点数がつけられ、優勝者が決定します。

このような催しが、一回で4時間くらい続きます。夕方17時~始まり、21時を過ぎても開催は続いていました。

途中、学園生もコンサートに参加。練習したパフォーマンスを披露。

空手の演技をする学園の男子生徒たち。

学園の女子生徒もお揃いの衣装を着て踊りました。その後一人ひとり、英語で自己紹介をしました。

二日目も、一日目とは違う学年の生徒が、インドの神話に基づく美しい踊りや歌を披露してくれました。

また、二日目も4時間以上のコンサートが続きます。途中、学園生もステージに上がりました。

そして、二日目、生徒・保護者3千人の観衆の中、学園創立者 大川隆法総裁先生の御法話の抜粋を上映してくださいました。

観客からは大きな拍手が起こりました。

SNBPは、とても自由な校風ですが、国旗掲揚時には幼稚園生から高校生まで全員が敬礼し、州歌を笑顔で大きな声で歌い、愛国心教育もなされています。どの生徒に聞いても「勉強が好き!学校が大好き!」と目を輝かせます。信仰心があり、向学心旺盛で、愛国心が強く、若者人口が多く、町は若者で活気が溢れています。この10代たちが担うであろうインドの未来を考えると、主の「2050年以降、インドはmain power, main engineとなり、世界を導く存在となるであろう」というお言葉が腑に落ちます。

今回の滞在中、プネで「ブックフェア」が開催されており、学園生たちも参加しました。

出版局や国際局の皆様と一緒に、チラシなどを配りました。

①では、SNBPの優秀でパワフルな女性たちを紹介しましたが、ラジーフさんやヨゲッシュさんなど男性の皆様にも大変、大変お世話になりました。

そして、12月9日のムンバイ到着から、19日の最終日まで、毎日、私たちを安全に運んでくださったバスの運転手のヴァラジーさんにも感謝しきれません。インドの渋滞、左右前後、車やバイクがギリギリを走る交通カルチャーは日本には決してないものです。日本の私たちは全員、最初は驚きました。どんな場所でもどんな時間帯でも、安全に私たちを連れて行ってくださった名運転手ヴァラジーさん。最後は生徒たちから感謝を述べて、ムンバイでお別れしました。

どの学校も、歓迎会の準備、練習を重ねてくれていました。

今後も、SNBPとHSAとの短期交換留学が続き、HSUも含むグループ全体で毎年、SNBPとの交流が深まっていくことを、願います。

SNBPの全ての皆様に心より感謝申し上げます。

ありがとうございました。